■Baton & OMAKE Comics

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☆同題ssTB・同題TB二次-VIII


 皆が大好きだから期待に応えたいの。けど頑張り方が分らなくて、裏切ってしまうと怯えて。そんな自分が嫌なのよね。
「いいこと、背伸びしようとし過ぎないのよ。折紙ちゃんなら大丈夫」
 精一杯に頷く。素直で頑固な子。ついお節介を焼きたくなる。
────昔のアタシによく似ているわ。
/いいこ

     *―*―*―*―*

 復讐を誓った時から泥の川に身を浸してきた。
 あの男をこの手で殺す。
 それが父の願いだと、いつしか積もり積もった己の怨嗟をすり替え。御せぬ憎悪に灼かれ乍ら、けれども本当は知っていた。
 息子に人を殺せなどと言う父では、決してなかった。
 御せぬ憎悪を止めてくれたのは、似た境遇の。
「バーナビーさん、俺は確かに貴方に救われましたよ」
 今、写真の中に留まる昔日を目に。
/どろ

     *―*―*―*―*

 緑が目に痛くなってきた季節だった。学友は皆、長期休暇の帰省準備に忙しく。一人、犯人探しの為に市内の宿泊施設を調べていた。
 そんな中、届られた切符。同封されていた『帰っておいで』と云う手紙に従って訪れた後見人の家。
「たまには一緒に食事をと思ってね」
 出迎えてくれたのは海産物とトマトの焦げる匂いだった。だから緑が鮮やかなこんな日には、彼と試行錯誤して美味しくしたペスカトーレが懐かしくなるのだ。
「今日は炒飯じゃねぇの?」
「ええ、久しぶりに」
/こんな日には

     *―*―*―*―*

 おかえりなさい、あなた。夕飯の仕度が未だなのだけど、すぐに済むわ。この子が手伝ってくれるもの。
「母さん」
 彼女が誰も居ない方へ差し出す皿。落ちて割れる前にと受け止めた私を、見知らぬ者を見る目で責める。
「……危ないよ、ママ」
────ありがとう。ユーリは本当に良い子ね。
/ただいま

     *―*―*―*―*

 ままごとみたいな三人組がよく来るんだ。
 暗い表情の兄ちゃんを、美人さんと一見男の子みたいな女の子が連れて来たのが初めだった。
 次の時は美人さんが落ち込んでて。最近は新作のフレイバーが出る度に必ず三人で。
 お母さん役の娘がローズちゃん似なのが妬ける所だな。
/アイスクリーム

2014/10/26(Sun)