■Baton & OMAKE Comics

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☆同題ssTB・同題TB二次-兎龍【壱】


「女の子は恋の魔法で綺麗になるの」
 そう言うファイヤーエンブレムさんはいつも綺麗。
 ブルーローズさんも益々綺麗になってく。
「恋をしたらボクも魔法にかかるのかな」
「楽しみですね」
 お兄ちゃんの顔で微笑むバーナビーさんに胸がちくりとしたのは、ボク自身にも内緒。
 だって。
 まだ、妹でいたいから。
/秘密

    ○●●

 ‘Happy Birthday’のカードが添えられた大きな箱に。
「ワンピースだ……」
 入っていたのは青紫のドレス。
 紫苑の髪飾りと同じ色。
 独りでに頬が火照る。
 思えばバーナビーから貰った物は全部食べ物だった。
────明日どんな顔で逢えばいいの。之を着て行った方がいいのかな。
/はこにわ

    ●●○

「美味しい!」
 虎徹の炒飯に顔を輝かせる。
 味は悪くはないがやや油っこい炒飯を、本場の中華料理で育った筈の宝鈴が絶賛するのが不思議だ。
 率直に問うと「バーナビーさんだっていつもより沢山食べてるのに」と笑った。
「懐かしい味がするの。妈妈のお料理を食べてるみたい」
/懐かしい

    ○●●

 一匙、口に運ぶ毎に輝く。
 本当に美味しそうに食べるな、とバーナビーは感心しきりだ。
「これならタイガーさんも喜んでくれるよ」
 そうだった。宝鈴が自ら申出てくれた試食係なのだ。
「今度は虎徹さんと三人で食べましょう」
「ボクも?」
「勿論」
 いつからか貴女の喜ぶ顔が見たくて。
/匙

     ●●○

「比翼の鳥ってどんな味がするんだろうねぇ」
 リクエストに応え、長恨歌を母国語で朗読し終えたパオリンの呟きでそのまま一気に現実に引き戻された。
「連理の枝にも美味しい実がなると良いですね」
 夢見顔のキッドを皆があの子らしいと笑う中、一人、バニーだけが真面目くさって返すのだ。
「……架空の生き物だってちゃんと解ってるよ?」
「貴方が言うと実在しそうな気がしてくるんです」
 アレはアレで息ぴったりというのだろう。彼奴等いつまであのままなんだと思う反面、いつまでも変わらずにいて欲しいとも思う。
 虎徹は父親の心境でそっと溜息を呑み込んだ。
/比翼連理

2013/11/23(Sat)